頑張り過ぎに要注意!適応障害の症状と治療法

新生活が始まると、新しい環境で頑張りすぎて体調を崩してしまう人がいます。もし気持ちも不安定になっているのなら、それは適応障害かもしれません。

この記事では適応障害の症状や治療法、日常生活の中で気を付けたいことを解説します。

【新生活・新年度はストレスが溜まりやすい】

進学・就職など春は新しい生活が始まる季節です。期待2割、不安8割という気持ちで毎日を過ごしている人も多いのではないでしょうか?

慣れない環境での新生活は、私たちの心と体にとってストレスになります。

ストレスを放っておくと、つらい気持ちになったり、自分の意思とはちぐはぐな行動をとったりしてしまう「適応障害」になってしまうことがあるので注意が必要です。

「適応障害」と聞くととても深刻な病気のように思えますが、適応障害は誰でもなりうる病気です。

早めに適切なケアを受ければ楽になる症状ですので、つらいときは我慢せず、早めに医療機関を受診するようにしましょう。

【適応障害の症状は? 】

適応障害になると、次のような症状が現れます。

・食欲がない

・気分が落ち込む

・眠れない

・わけもなく涙が出てきて、自分の意思で止められない

・強い不安感に襲われる

・イライラして物にあたってしまう

・衝動的な行動をとってしまう

もちろん適応障害の症状は一人ひとり違います。

新生活を送る中で少しでも「苦しいな」「つらいな」と思うことがあれば、積極的にストレスを発散するようにしましょう。趣味に打ち込む、あるいは少し体を動かす、などなんでも構いません。

適応障害は、ストレスの原因から距離を取ると症状が改善するという特徴があります。休みの日は仕事や学校のことを考えずに過ごすのも、適応障害改善には効果的です。

【適応障害の治療のカギは「ストレス耐性」 】

適応障害かもしれないと思ったら、早めに精神科を受診しましょう。精神科では主にカウンセリングを通じて適応障害の治療を行います。

不眠や不安感が強い場合は、症状を和らげる薬が処方されることもありますが、根本的な治療にはなりません。あくまでも今感じている不快な症状を和らげるための対症療法です。

精神科系のお薬は依存性が強いとか、飲むと太るなどと言われることもありますが、医師の指示通りに服用すれば依存する心配はまずありません。食欲が増すなどの副作用が見られた際は、早めに医師または薬剤師に相談しましょう。

そのうえで、カウンセリングや認知行動療法を行い、ストレスに対する耐性を身につける治療を行います。

適応障害になる人の多くは、ストレスに対する抵抗力が弱く、少しのストレスでも強いショックを受けてしまいがちです。

また、ものごとを悲観的にとらえがちだったり、神経質な性格だったりすることも珍しくありません。こればかりは生まれ持っての性格もあるので、一朝一夕で変えることは不可能です。

しかし、認知行動療法を通じて少しずつ「ストレスを感じにくい物事の捉え方」するクセをつけることはできます。

時間はかかりますが、認知行動療法を通じてストレス耐性を身につけることで、適応障害になりにくくなると言えるでしょう。

【まとめ】ストレスの原因から距離を取る事も大切

適応障害は、自分では処理しきれないストレスが引き金になって発症することが多い症状です。

新生活が始まって気持ちが沈むことが多くなったり、眠れないことが増えたりしたときはストレスの原因から意識して距離を取りましょう。

ストレスの原因から距離を取ることで症状が和らぐことも珍しくありません。

新生活は何かと気を張って頑張ってしまいがちですが、たまには肩の力を抜いてリラックスする・自分を甘やかすことも大切です。

参考URL

https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_adjustment.html

Written by Yuuki. Supported by Fact Imaging LLC.
Supervised by Nanase.

県境なき医師 七瀬

疾病と健康についての正しい知識が得られれば、間違った医療や健康法で身体を損なうこともなく、医療費を抑制できるはず、との理念を持っています。1人の医師が出来ることは手の届く範囲のことだけですが、情報発信で助かる命や健康もあるはず、と思って頑張ります。

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